中日の井上一樹監督(53)が31日、3年連続最下位からの下克上へ、打線の「4番2本柱」構想を明かした。「柱は2、3本あった方が崩れない家になる。30本打つバッターがいないなら、15本打つバッター2人を柱にしたらいい」とのプランだ。
昨季はリーグ最少の373得点。本塁打は細川が23発を放ったが、他に2ケタに乗せた選手はゼロだった。新指揮官は「大谷翔平が9人いればいいけど、いないんだから」と笑いつつ、「太い軸ができないなら、中間の柱を2本立てたらいい」と持論を展開。打線に中軸を2つつくることで、得点力アップを狙う。
4番については「まだ決まっていない」と白紙を強調。移籍後2年連続20本塁打以上とチーム随一の大砲に成長した細川を筆頭に、6年目・石川昂やベテラン中田らの春季キャンプでのアピール合戦を期待した。(森下 知玲)