巨人の大勢投手(25)が6日、今季からオリオールズでプレーする菅野智之投手(35)の門出を祝う“菅野会”が5日に開かれていたことを明かした。G球場で自主練習を行った背番号15は「ワールドシリーズに出ている菅野さんの姿が見たいですね」と想像を巡らせつつ、自身も日本一の胴上げ投手となることを誓った。
海外FA権を行使してオ軍に移籍した菅野は、12月31日に自主トレ先のハワイから一時帰国。この日はG球場に荷物整理に訪れ、後輩たちにも声をかけて回っていた。5日には、都内で練習していた大勢、山崎、泉、高橋礼といった投手陣が集まり“壮行会”を開いた。鉄板焼き店でステーキを食べながら、野球の話からプライベートの話まで、語り尽くした。「菅野さんは、僕が投げる真っすぐは今まで見てきた人とは違う、群を抜いてすごい、と言ってくださったのでうれしかったですね」と大勢。大先輩からの言葉が自信を深めてくれた。
後輩たちからはこれまでの感謝の思いを伝え、そしてメジャー移籍を祝ってカギなどを置けるエルメスの小物入れをプレゼントした。菅野は「これにご飯入れて食べるわ!」と冗談を言いつつも喜んでいた様子だったという。「日本シリーズで胴上げ投手になりたい」と目標を掲げる大勢。新たな舞台で挑戦する先輩から認められたその投球で、頂点を勝ち取る。(水上 智恵)