昨年の大みそかに放送された「第75回NHK紅白歌合戦」(第1部29・0%、第2部32・7%=世帯平均)の毎分の視聴率が6日、明らかになり、関東地区の瞬間最高視聴率が世帯35・9%を記録したことが分かった。
瞬間最高をマークしたのは、放送終了直前の午後11時44分。エンディングで白組の優勝が決まり、出演者が喜ぶ場面で、昨年の36・7%から0・8ポイントダウンした。個人視聴率も同じ時間で、24・8%だった。
歌手別の1位は大トリとして番組を締めたMISIA(46)の35・1%(後11時35、39分)。昨年10月に死去した西田敏行さん(享年76)の映像とともに武田鉄矢(75)、松崎しげる(75)らゆかりの仲間が歌った「もしもピアノが弾けたなら」の34・5%(後10時34分)。朝ドラ「虎に翼」とコラボレーションした米津玄師(33)の34・4%(後11時9分)。サプライズでNHKホールに“降臨”した「B’z」が34・3%(後10時1分)と、特別企画の大物が続いた。
放送100年を記念してフォークギターでコラボレーションしたイルカ(74)、南こうせつ(75)もそれぞれ33・7%(後10時27分)、33・5%(後10時24分)と高視聴率をマーク。41年ぶりの史上最長ブランクで出場した「THE ALFEE」は32・8%(後10時55、56分)だった。
なお第1部の歌手別トップは顔を明かさずに活動する現役高校生のシンガー・ソングライターtuki.(15)の31・6%(後8時34分)だった。(視聴率データは歌唱中の最高値。いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)