ソフトバンクが6日、みずほペイペイ内の球団事務所で仕事始めの鏡開きを行い、元日付でCBO(チーフベースボールオフィサー)兼会長付特別アドバイザーの肩書きとなった城島健司氏(48)が“フルタイム・フロントマン”の初仕事として、巨人にFA移籍した甲斐に代わる正捕手の育成を誓った。
昨年もパートタイムのお目付け役として、現場の意見をフロントにくみ上げていた。昨季51試合で海野にマスクをかぶらせたことも、甲斐の流出を見越してのこと。「いきなり甲斐が抜けたわけではない。代わってやってくれるだけの人材はいると思うので、そこに期待しましょう」と前を向いた。
今年から春季キャンプ(宮崎市と福岡・筑後市)も全日程を視察するなど、事実上のフロントトップとして365日、稼働する。実質的な初業務となりそうな、甲斐の移籍に伴う補償についても「進んでいる」と近日中に結論を出すと話した。(田中 昌宏)