3大会ぶり7度目の優勝を狙う東海大大阪仰星と、19、20年度以来の2連覇に挑む桐蔭学園は6日、ともに大阪府内で最終調整した。昨年準々決勝で敗れた前回王者へのリベンジへ、東海大大阪仰星は枚方市内の同校で約2時間半の練習。桐蔭学園は雨天もあって休養に専念した。
* * * * * * *
東海大大阪仰星は地の利を味方に3大会ぶりの頂点を目指す。同校体育館で約2時間半、基礎を徹底。最後は全員で手をつなぎ、10回のスクワットで締めた。フランカー青野寛大・共同主将(3年)は「最後、勝負を決めるのは基礎、基本。全員で一つになって優勝したい」と決意表明した。
決勝戦は学校の始業日にあたる。朝の全校集会ではメンバー外の3年生が中心となって現地観戦を呼びかけ、応援も練習する予定だ。湯浅大智監督(43)は「勝ち上がってこられたのは、本当にノンメンバーの努力。桐蔭さんには申し訳ないが、ホームアドバンテージはある」とニヤリ。チームスローガンの「染める」を花園で体現し、プレーのみならず応援でも前回王者を圧倒する。
昨年度は準々決勝で桐蔭学園に24―34で敗れた。青野は「個々で戦わず、一つになって戦う。しっかり勝って最高の景色を見よう!」と声を張り上げた。リベンジを果たし、歴代3位に並ぶ7度目の栄冠を手にする。(森脇 瑠香)