ロッテからポスティングシステムでのメジャー移籍を目指している佐々木朗希投手(23)が、移籍先の本命とみられているドジャースに「不特定多数の宿題を与えた」と6日(日本時間7日)、米「ドジャース・ネーション」が報じた。
「日本の天才投手」と称される剛腕については、代理人のJ・ウルフ氏が獲得意思を示した20球団の中から佐々木が選んだ複数球団と8日間に渡って面談したとしている。この日、ド軍専門メディアは「(面談で朗希は)組織の分析能力とコミュニケーション能力を強調するため各球団に同じ課題を与えた」とし、「ドジャースとの契約が有力視されているが、佐々木は最終的な決断を下す前に、選手育成、市場規模、立地、チームの成功などを評価する」と分析した。
これまで面談した球団はメッツ、ヤンキース、カブス、レンジャーズ、ジャイアンツ、ドジャース、パドレスの名前が現地では挙げられている。同メディアは「ドジャースとパドレスは佐々木の獲得候補の筆頭に挙げられている。ドジャースは佐々木と面談を行った6番目の球団であり、パドレスは7番目の球団。ロサンゼルスは佐々木に提供するものがたくさんあり、ドジャースが宿題にどれだけ応えられたかは不明だが、最もチャンスがあると予測されている」と伝えた。
さらに海外選手の青田買いを防ぐための「25歳ルール」により格安で契約できることから発生した大争奪戦をウルフ代理人が「朗希映画祭のようだ」と表現したことを例に、同メディアは「佐々木のメジャーでのキャリアは映画になると予想されているが、映画がドジャースのユニホームで始まるかどうかはまだ分からない」とした。新天地の決定は25年分の「国際ボーナスプール」が開始する15日以降。交渉期限は23日(同24日)となっている。