元レッズ、ナショナルズのGMで、米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のジム・ボーデン氏が6日、ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手ら今オフの残るFA市場の大物選手の移籍先球団を予想した。
ボーデン氏は佐々木について、面談が報じられたドジャース、パドレス、カブス、ヤンキース、メッツ、レンジャーズ、ジャイアンツの7球団を候補に挙げた一方、最有力と目されるドジャース入りは低いという見解を示した。理由については「3年間は年俸調停の対象にはならず、少なくとも6年間はFAの対象にもならないからだ。ドジャースでは、大谷翔平と山本由伸の影に隠れてしまい、スポンサー契約の上限が下がる」と指摘した。
他の移籍先候補についても、ジャイアンツはファーム施設や、ロースター選手層の物足りなさを指摘。レンジャーズは「頼もしい投手陣と指導力で相性はいいだろうが、可能性は低いと思う」などとした。
有力移籍先には2球団を挙げ、佐々木の幼少期に憧れた選手が元ヤンキースの田中将大投手だったことや、23年のWBCで共に戦ったパドレスのダルビッシュ有投手が大きな影響を与えたことを引き合いに、「私は彼がヤンキースかパドレスのどちらかと契約すると予想している」とした。