ヤンキースが、3年連続首位打者のL・アラエス内野手(27)の獲得を模索していると6日(日本時間7日)、MLB公式サイトなど複数の米メディアが報じた。
ヤ軍は今オフ、一塁のリゾ、二塁のトーレスがFAとなり、内野陣の補強を進めている。一塁はカージナルスからFAとなっていた22年MVPで通算362本塁打のゴールドシュミットを獲得したが、さらに強化する方針のようだ。
アラエスは昨季、5月にマーリンズからパドレスにトレード移籍。150試合で打率3割1分4厘をマークし、ツインズ時代の22年から3年連続で首位打者に輝いた。54本塁打、130打点で2冠の大谷翔平投手(ドジャース)は3割1分でナ・リーグ2位。打率もシーズン最終戦までトップを争ったが、天才打者に敗れていた。
また、同サイトによるとヤンキースはドジャースのG・ラックス内野手(27)もリストアップしているという。昨季は139試合で打率2割5分1厘、10本塁打、50打点。チームのワールドシリーズ制覇に貢献したが、ド軍は今月に入り、23年WBC韓国代表の金慧成(キム・ヘソン)を獲得した。韓国球界でゴールデン・グラブ賞4度(遊撃1度、二塁3度)の名手が加入し、ベッツ、ロハスら特に二遊間が“飽和状態”となっていることから、正二塁手・ラックスはトレードのうわさが絶えない状態となっている。
近年、アラエスの二塁守備は下降線。昨季は一塁やDHでの出場が多く、二塁手としては限界説もある。昨季はワールドシリーズでドジャースに惨敗し、今季こそ09年以来の世界一を目指す名門・ヤンキースはあらゆる角度から戦力アップを図る。