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綱取りの豊昇龍、平戸海と23番で19勝 「いい感じで稽古できている」前日も30番の猛稽古で好調を維持

スポーツ報知 2025年1月8日 15時59分

 大相撲の大関・豊昇龍(立浪)が8日、東京・足立区の境川部屋に出稽古に訪れ、同じ相手と繰り返し相撲を取る三番稽古で、部屋の幕内・平戸海(境川)と23番相撲を取って19勝だった。立ち合いで当たり負けすることなく、突き押しや右を差して力強く寄り切り。土俵際まで押し込まれても、もろ差しで残して一気に押し返す場面もあった。「いい感じで稽古できている。あとは本場所でやるだけ」と、充実した表情で振り返った。

 6日の稽古総見では琴桜(佐渡ケ嶽)、大の里(二所ノ関)との大関同士の申し合いで12勝4敗。前日も東京・台東区の部屋へ出稽古に来た平戸海と30番取って25勝だったといい、好調を維持している。

 昨年9月の秋場所前には体重が150キロの大台を突破。増量によるパワーアップが、九州場所の優勝次点13勝2敗の好成績につながった。現在も150キロ近辺をキープしているといい、「この体に慣れてきた」と“150キロボディ”への手応えを口にした。

 この日いっぱいで出稽古を終え、残りは部屋で調整予定。綱取りの懸かる初場所(1月12日初日、東京・両国国技館)へ向けては「いつも通り。毎回場所前だからと体がガチガチになることはない。いつも通りなので、今場所だけ特別にしているわけではない。いつも通り集中して、一日一番相撲を取っていければいいかなと思う」と平常心で最高位へ挑戦する。(大西 健太)

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