ヤクルト・木沢尚文投手が8日、都内の球団事務所で契約交渉に臨み、1800万円増の7000万円で“大トリ更改”した。昨季は55試合で3勝3敗、16ホールド、防御率3・06をマークした。「3年連続55登板を評価していただいてのアップ提示と言っていただきました」と明かした。
球団公式マスコットのつば九郎を除いて選手ではチーム唯一となる越年となった。下交渉では年内に契約内容がまとまっていたが、動作解析の施設を訪問するなど、忙しいオフを過ごしており、日程面の調整がつかなかったという。
昨季を振り返った右腕は「シーズンを通して少し浮き沈みが目立ったシーズンでもあった。今年は高いレベルのパフォーマンスを安定したクオリティーで出すのが課題」としつつ、今季に向けての意気込みとして色紙に「泥臭く!」と力強く記した。「どんな役割でも泥臭く、なんとか少ない失点で投げるという気持ちでマウンドに上がれるのが強みであり、僕の軸だと思う」と気合十分。勝利の方程式の一角としてフル回転する心意気だ。