巨人の新人11選手が8日、ジャイアンツ寮に入寮。ドラフト2位の浦田俊輔内野手(22)=九産大=は大好きなディズニーグッズを持参するなど、それぞれ思いのこもった品と共に巨人の門をくぐった。
浦田がお気に入りのディズニーグッズを大切に抱きかかえた。映画「ライオン・キング」に登場するシンバと、映画「アナと雪の女王」のキャラクターであるオラフのぬいぐるみを持参して、新人一番乗りで入寮。「小さい頃からディズニーが大好き。抱き枕なので、寝る時に抱いて寝て、リラックスしようと思います」と端正な顔をほころばせた。
筋金入りのディズニー好きだ。幼少期には家族で年間パスポートを購入しており、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーにはこれまで30回近く行ったことがあるという。長崎市出身で野球のシーズン中はなかなか行けなかったが、「自分へのご褒美としてディズニーを楽しむ。ディズニーに行くために野球を頑張るみたいなかんじでした」とニッコリ。定額制動画配信サービスの「Disney+」にも加入し、動画でのチェックも欠かさない。
今回持参したシンバは好きなキャラクターの一つ。アフリカ・サバンナを舞台に、王を目指してたくましく成長していったライオンだ。「魅力は家族を守る姿。そこが一番ぐっときた」。家族のため勇敢に生きる姿に心ひかれた。
ライオンのように勇ましくグラウンドで躍動する覚悟もある。堅守と俊足を武器に、遊撃のレギュラー候補として期待がかかる。「まずは守れないとダメ。守備から入って、バッティングも自分と向き合っていきたい。期待に応えられるように頑張りたい」。遊撃に浦田がいれば心配ないさ。そんなチームの要となる選手を目指して、し烈な生存競争を勝ち抜く。(宮内 孝太)