阪神・青柳晃洋投手が8日、静岡・沼津市の県営愛鷹球場で合同自主トレをスタートさせた。村上、岡留ら“チーム青柳”の9選手が参加。午前9時のウォーミングアップから始まり、キャッチボールや強化ランニングなどで汗を流した。
ポスティングシステムで米メジャー移籍を目指しており、その交渉期限は17日(日本時間18日)。代理人からは「まだ10日もあるからこれから(移籍)市場が動いていくよ。市場が今年ゆっくりだし、いろんなところが決まっていかないと決まらないから」と経過報告を受けたという。特に進展がないのが現状だが、米への思いは揺るがない。
NPB通算61勝の変則右腕は「そんなに甘くはないと思う。向こうに行ったとしても今永や(山本)由伸みたいな(大型)契約ではないと思う。本当に下からはい上がるしかない。高額な条件じゃなくても僕は向こうで勝負がしたい、野球がやりたいと思って決断した。終わってみて最高の1年だったなと言えるのが一番」と改めて決意した。
〇…村上がメンタル強化をテーマに掲げた。23年は10勝、防御率1・75でMVPに輝いたが、昨季は7勝11敗と大きく負け越し。「打たれたくないという気持ちで力任せになっていた」と分析し、合同自主トレでは「力だけに頼るんじゃなくて、体の使い方だったりとか。もう一回、力を抜いて投げる。(カード頭で)投げ勝てるような投球、メンタルを鍛えていきたい」と気合を込めた。
〇…昨季自己最多35試合に登板した岡留が今季の目標に50試合登板を掲げた。同じ変則右腕の師匠・青柳から「まだまだ。あんなんで終わるピッチャーじゃない」とさらなる奮起を促され、合同自主トレ初日に臨んだリリーバー。「やっぱり中継ぎとして50試合には投げないと。その数字は今年こだわっていきたい。キャンプから勝負だと思う」と闘志を燃やした。
<参加選手>
青柳晃洋(阪神)
西村天裕(ロッテ)
生田目翼(日本ハム)
福田俊(日本ハム)
広畑敦也(ロッテ)
村上頌樹(阪神)
岡留英貴(阪神)
深沢鳳介(DeNA)
武内涼太(ロッテ)