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萩本欽一、歴代出場者に「ありがとう」、46年かけて「仮装大賞100回」到達、相棒・香取慎吾を絶賛

スポーツ報知 2025年1月9日 5時0分

 タレント・萩本欽一(83)が司会を務める日本テレビ系「欽ちゃん&香取慎吾の第100回全日本仮装大賞」(後7時)は、13日が節目の100回の放送となる。1979年12月に始まり、46年間続く冠番組。欽ちゃんが100回を迎えた心境や裏話、第65回(2002年)から司会でコンビを組む俳優・香取慎吾(47)について語った。(加茂 伸太郎)

 視聴者参加型の番組として昭和、平成、令和を駆け抜けてきた。一貫して変わらないのは出場者の熱量。大台の“欽字塔”に、欽ちゃんは「そういうことで言うとね、(歴代の出場者たちに)『ありがとう』って言うのが一番最初かな」と、しみじみと語った。

 かつて「視聴率100%男」と呼ばれた男が続ける唯一の冠番組。98回(21年2月)に勇退を宣言したが、24年2月に3年ぶりに復活して99回を開催した。

 「『仮装』はね、何度も辞めるって言ってます」。サラリと言ってのけたが、辞められない理由があった。プロデューサー陣の「大将(萩本)は新聞、雑誌のインタビューに『私の番組じゃない。主役は作品で、私は付き添いみたいなもの』と答えて、それが活字になっています。主役でもない人が『俺辞めたい』って勝手に言うのは筋が通らない」が殺し文句に。「うまいこと言うでしょ。そう言われるとね…。『これからも続けさせていただきます!』って頭下げるしかないだろ」と懐かしんだ。

 今回の応募総数は3580組。番組史上最多の優勝8回、33回目の出場の梶原比出樹さん、20th Centuryら全国予選を勝ち抜いた34組が出場し、オリジナリティーあふれる作品を披露する。「倍率でいうと100倍。(全体のレベルも上がって)中身が濃いものを届けられるんじゃないかな」と期待を寄せた。

 23年間タッグを組む香取を「本当にいいヤツなの」と絶賛する。誠実で優しい人柄が故に、歯がゆさも感じていたようで「先輩の前に出ようとしないの、絶対に。(遠慮して)本番中も出ていかないから『一人でやってこい』って(きつめに)言ったことがあったの。まずいと思ったのか、前に出てやっていた。成長したんだよ、慎吾は」。頼もしい相棒の存在に、目尻を下げた。

 仮装大賞はこの先も歩みを止めない。「テレビが変わるぞ! って気概を見せてくれる、それが『仮装』。参加する主役の皆さんの力で、違う何か(新しい魅力)を作ってほしいね」と願った。

 ◆前回初めて褒められ香取「うれしかった」

 香取は「欽ちゃんに会えて(24歳から)『仮装大賞』の司会をやるのは、僕の人生で大きなこと。途中から参加させてもらって、20年以上もいさせてもらえるなんて」と感慨深げだ。「成功しても失敗しても、出場者の皆さんがいい涙を見せてくれる。一度会ったことのある人が2、3回と出てくれたり、子どもだった子が成長して『大きくなったね』と(再会した時に)話ができるのもうれしいです」と話した。

 前回、欽ちゃんから、ようやく初めてお褒めの言葉をもらった。「初めて褒めてもらえてうれしかったんです。今までも、結構頑張ったつもりなんですけどね」と苦笑していた。

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