阪神・下村海翔投手が9日、兵庫・鳴尾浜球場で自主トレを行い、箱根駅伝を制した母校・青学大の陸上競技部にちなんだ今年の作戦名を明かした。本家は「あいたいね大作戦」を掲げ連覇。優勝の瞬間をテレビ観戦していたという右腕は「出雲や全日本で優勝していなくても、箱根では断トツ。本当にすごいと思います」と感激した様子。報道陣に母校の作戦名にちなんだ2025年の目標を問われると「難しいですね(笑い)」と熟考した後「広島・常広と投げ合いたい」と目標設定した。
昨季は4月に右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けルーキーイヤーをリハビリに費やした。「今年中に復帰して少しでもチームに貢献したい。ファンの方やトレーナーさんに恩返ししたい」と強い決意を明かした。青学大で同期だった常広(広島)は昨年9月15日にプロ初登板で初勝利。「先に(常広が)1勝を挙げている。投げ合う機会があれば勝ちたい」。4年間、切磋琢磨(せっさたくま)を続けた盟友とのグラウンド上での再会はモチベーションの一つ。「常広と投げ合いたいね大作戦」で今季中の1軍デビューを目指す。