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中居正広は活動継続への思いつづるも…不祥事やハラスメントに敏感な現代社会ではいばらの道続く【記者の目】

スポーツ報知 2025年1月10日 5時10分

 一部報道で女性トラブルが報じられているタレントの中居正広(52)が9日、公式サイトで騒動について初めて言及した。トラブルの経緯や謝罪など553字に及ぶコメントを発表。改めて「トラブルがあったことは事実です」と認めるとともに、これまで沈黙していた理由や今後の芸能活動についても触れた。

 【記者の目】 関係者によると、中居は騒動当初はコメントを発表する予定はなかったという。だが、時間と共に過熱する報道に加え、8日にテレビとラジオの全レギュラー番組が休止や差し替えられた事態に発展したことが、発信のタイミングになったのだろう。

 騒動直後に、代理人弁護士もコメントした通り、中居側の主張は一貫している。「トラブルがあったことは事実」。そして、「解決していることも事実」。その2点に尽きる。

 553字のコメント内で「示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」と活動継続への思いをにじませた文言もあった。だが、中居が主戦場とするテレビやラジオは、スポンサーと視聴者の意向が大きい。それは不祥事やハラスメントに敏感な現代社会では、なおのことだ。

 中居のコメントを受け、「中居正広の土曜日な会」を放送するテレビ朝日は「事態の真相に不明な部分があるので」と当面の間休止することを新たに発表した。それ以外の局も休止や見合わせを“解く”ことはなく、事態を見つめる姿勢は崩さない。元SMAPのリーダーとして、名MCとして30年以上トップを張り続ける中居でも、いばらの道は続く。(田中 雄己)

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