日本相撲協会は10日、東京・両国国技館で取組編成会議を開いた。会議終了後、取材に応じた高田川審判部長(元関脇・安芸乃島)は横綱と3大関の久しぶりの“そろい踏み”に「おもしろい初場所になりそうだ」と期待を寄せた。
横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)については横綱審議委員の稽古総見での大関・大の里(二所ノ関)との最初の相撲で初場所にかける意気込みを感じたという。「一発目に力を出しましたよね。その相撲であっと思いましたよ。あのあたりの集中力ですよね。気合が入ってました。これから尻上がりに上げていくと思いますよ」と話した。
稽古総見では元気がなかった琴桜についても尻上がりを強調していた。「場所前にピークを持ってきてもね。九州場所でもそうでしたけど、前に出て強い相撲を取ってほしい。綱取り? 結果次第ですね」。大関を目指す若元春(荒汐)は「まだ入り口に立っただけ。2場所目が大事」と初場所の重要性を強調していた。