巨人のドラフト２位・浦田俊輔内野手（２２）＝九産大＝が１０日、盗塁王獲得へ意欲を示した。ＮＰＢ新人選手研修会の一環として午前中に野球殿堂博物館を訪問。元阪急の福本豊氏＝スポーツ報知評論家＝の現役時代の映像を食い入るように見つめ、「目標としている選手の一人。自分とスタイルはちょっと似ている。（盗塁王の目標は）大事にしていきたい」と気持ちを高めた。
自身は５０メートル５秒８の俊足で、大学時代に福岡六大学リーグで３度盗塁王に輝いた経験もある。１３度の盗塁王などプロ野球記録の通算１０６５盗塁を記録した福本氏の足に「スタートの切り方や、初速と終速。レベルが本当に自分と違って、まだまだ頑張らないといけないと気づかされました」と少しでも目標の存在に近づくべく、プロで磨きをかけていく。
この日の研修を終え、短期目標を「春季キャンプで１軍同行」、中期を「規定打席到達」、長期を「日本代表、首位打者、盗塁王」と設定。さらに「最低でも１５年以上活躍できる選手になるのが、自分の中ではあります」と見据えた。プロの舞台で、自慢の足を１年でも長く発揮し続ける。（田中 哲）