中日のドラフト1位左腕・金丸夢斗投手(21)=関大=が10日、都内での新人研修会に参加し、“レジェンド超え”を誓った。研修会前に野球殿堂博物館を見学。プロ野球通算222勝を挙げた関大の先輩で、戦後唯一の防御率0点台を記録した元阪神の右腕・村山実氏のレリーフを見つめ「ご縁を感じる。プロで活躍して、大先輩を超えたい」と決意を固めた。
掲げた目標は「新人王と毎年2ケタ勝利」。大学時代は72イニング連続自責点0を記録し、昨年3月には侍ジャパンにも選出されたが、カーブを改良するなど努力を続ける。研修会で講師を務めた元阪神・鳥谷敬氏(43)からは「結果が出ない中でも目標がぶれることはないように」とプロでの戦い方を学んだ。
名球会入りには、投手なら通算200勝以上か通算250セーブ以上が条件。大卒で通算200勝を達成したのは過去4人だけだが「狙えるところはすべて狙う」と貪欲だ。(森下 知玲)