レッドソックスのアレックス・コーラ監督が、１０日（日本時間１１日）、オフのイベントの一環として米マサチューセッツ州内の高校を訪問。２３日（同２４日）のポスティングでの移籍交渉期限が２週間を切った佐々木朗希投手の獲得に、悲観的な私見を述べた。
「詳しいことは差し控えたいが、うまく行っているとは言えないと思う」。佐々木と面談は実現したか、と問われた指揮官は、首を振りながら答えた。昨年１２月に勧誘ビデオや資料などを提出し、佐々木争奪戦に参戦したレッドソックス。ブレスロー編成部長は年末の時点で、「我々からボールは投じた。ただ、決断はするのは、彼自身。面談の機会があれば、ボストンでプレーする素晴らしさなどを訴える準備は出来ている。望みは、持ち続けている」と、代理人からの連絡待ちというスタンスを示していたが、年が明け、１０日が経過した現時点でも進展はなかった模様だ。
更に指揮官は「ＬＡ（ドジャース）に行くんじゃないかな」とポツリ。当初から最有力候補の筆頭だったドジャースが獲得に成功するのでは、と予想した。
チームは今オフ、左腕クロシェット、昨年の胴上げ投手ビューラーを獲得し、先発陣の補強に成功。「層が厚くなったのは、いいこと。去年は誰も我々がプレーオフに行けると思っていなかったが、今年は皆がいいチームになったと感じている。だが、まだオフの補強は終わっていない。引っ張れる右の好打者が欲しい」とコーラ監督。アストロズの打撃コーチ時代から親交深く、プルヒッターとして知られるブレグマン三塁手獲りへの意欲をにじませた。