スーパーバンタム級世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が24日に東京・有明アリーナで対戦する予定だったIBF、WBO世界同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)が再び負傷し、試合をキャンセルすると11日、グッドマンをプロモートする「No Limit Boxing」が発表した。
オーストラリアの「FOXスポーツ」によると、グッドマンは11日朝の練習で左目上の傷が開いてしまったという。「No Limit Boxing」のマット・ローズ・プロモーターは、傷の再発を防ぐためには「24時間以内に手術を受ける必要がある」と説明し「本当に悲惨だ。なんと言っていいか、言葉がない」とコメント。グッドマンの様子について「取り乱している」と明かし「彼がこの4か月やってきたことは、明日はないかのように準備することだった。それが今、全て奪われてしまった。それも2度目だ」と話した。
24日の興行は実施される予定で、井上はリザーバー(代役)の挑戦者と対戦する可能性がある。
グッドマン戦は当初、昨年12月24日に行われる予定だったが、グッドマンが来日直前のスパーリングで左目上を裂傷。4針縫ったことで、興行は1か月延期となっていた。