◆米男子プロゴルフツアー ソニー・オープン 第2日(10日、米ハワイ州・ワイアラエCC=7044ヤード、パー70)
44位から出た平田憲聖(エレコム)は8バーディー、1ボギーの63をマークし、通算9アンダーの単独首位でホールアウトした。中継局のインタビューに応じ「4連続バーディースタートが大きかった。風の中でうまくプレーできた」と納得の表情で振り返った。
第1ラウンド(R)の残り2ホールから始まったこの日。最終ホールでバーディーとし、第2Rの1番で1・5メートルを沈めると、一気に流れに乗った。2番でも1・5メートル、3番では3メートル、4番パー3では8メートルを次々と沈めて、圧巻の4連続バーディー発進とした。
9番パー5でも伸ばし。10番でもバーディー。12番でも1メートルにつける高いショット力で、リーダボードの単独トップに立った。15番でこの日唯一のボギーをたたいたが、最終18番パー5。グリーン右手前からの3打目をピンの真横につけて、8つめのバーディーを奪った。
平田は今大会には招待選手として出場。昨季日本ツアーでは4勝を挙げ、賞金ランク2位に入った。昨年12月の米下部ツアー最終予選会は最終日に64をマークし、8位。今季は米下部ツアーを主戦場とすることを明言していたが、優勝すれば一気にツアーカードを手にできる。安定感が持ち味の24歳が優勝を目指し、好位置で週末へ向かう。「楽しみながら、自分のプレーをしながら頑張りたい」と米ツアー初Vへ意気込んだ。