日本ハムの伊藤大海投手が11日、エスコンで自主トレを公開。キャッチボールでは変化球も織り交ぜ、新球キックチェンジも披露した。
2、3日前に映像を見て取り組んでいるという「キックチェンジ」。サークルチェンジの握りから、中指の先をボールに立てるように握り、そこを支点に投げるという新球。米大リーグ・ジャイアンツの若き右腕、バードソングが武器としている球種だという。
感触を聞かれた伊藤は「スプリットより遅くて、落ちてっていうイメージですかね。チェンジアップよりフォークに近いような。使いこなせるといい武器にはなると思う。この時期ちょっと試しながらやってみて、実際にバッターの反応を見ながらという形にはなると思う」と説明した。
元々、持ち球が多く「ナックル以外は」だいたい投げられるという伊藤。キックチェンジの狙いについては「CSのソフトバンク戦でスプリットがスピード出すぎて、真っすぐ対応できてるところに、ちょうど合ってしまったっていう感覚はあった。そこに1個引き出しを増やす意味でも、このチェンジに限らず、ちょっと緩急っていう部分はかなりキーになってくるかなと思うので。そこはちょっと今まであんまり着目してなかったところなので、緩急という部分でちょっと取り組んでいこうかなと」と明かしていた。