沖縄・金武町でキャンプ中のＪ２札幌が１１日、第１クールを終えた。
１０対１０のミニゲームなどで最初の４日間を締めくくり、岩政大樹監督（４２）は「コンディションを上げながら戦術面の大枠を理解してもらうという期間でしたが、うまく進められたかなと思います」と順調な歩みを強調した。
タイ代表として活動していたＭＦスパチョークを除く３１人で始まったキャンプ。この日の練習途中にＦＷサンチェスが左内転筋を痛めて退いたものの、大きな負傷者は出なかった。
岩政監督は２月１６日に控える開幕・大分戦に向けた選手選考について「これは大変。思った以上にかなりのレベルの選手がそろっている。スタメンもそうだし、ベンチメンバーを選ぶのも大変だなという状況」と過熱する競争に、うれしい悩みを口にした。
１５日には今季初実戦となる、沖縄１部・ＦＣセリオーレとの練習試合が控える。１２日午後から始まる第２クールへ向け、指揮官は「ゲームが入ってくるので、そこに対してより詳細のところに渡って取り組んでいく。いくつかの細かい点、必要になるところを提示していくということですね」と狙いを説明した。目指すサッカースタイルの礎を築く作業を、より細かい部分まで進めていく。