阪神・中野拓夢内野手が11日、愛知・岡崎市内で自主トレを公開した。6日から岡崎市を拠点に自主トレ。この日はダッシュやロングティーで精力的に汗を流した。
昨季は2年連続で全試合出場を果たしたが、打率2割3分2厘と苦しんだ。「昨年はすごく悔しい、情けないシーズン。2025年は“何としてもやり返す”という気持ちを持っていい形で動けている」。最重要視するのは打撃面。「昨年は何かを変えなきゃいけないと色々挑戦はしたが、うまくいかなかった。今年はバッティングをもう一回見直している」。
昨オフは上半身の筋力アップを重視。ただ、結果的に下半身とバランスが崩れ本来の打撃を見失った。だから、今オフは「下半身を使うトレーニングをしながら、バッティングに連動させていく。まずは足腰をしっかりさせた状態から」と明確。「バッティングに関してすごく充実した日々を送れている。順調に来ている」と手応えも感じている。
昨年から選手会長を務める中心選手。「2025年は監督も変わった。新しい気持ちで自分がチームを引っ張る気持ちやっていきたい。リーグ優勝、日本一を奪還できるように」と力強く宣言し、室内練習場に向かった。