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日本ハム・伊藤大海「スプリットより遅くて落ちる」新球習得に好感触「去年表彰がなかったタイトルが欲しい」

スポーツ報知 2025年1月12日 6時0分

 日本ハムの伊藤大海投手(27)が11日、新球「キックチェンジ」習得に乗り出していることを明かした。エスコンで自主トレを公開。昨年のCS最終ステージでソフトバンク打線に捕まった反省を生かし、内定しているソフトバンクとの本拠地開幕戦(4月1日)へ準備を進める。

 何度も握りを確認しながら、キャッチボールで変化を確認した。サークルチェンジの握りから中指をボールに立て、そこを支点にするキックチェンジ。「スプリットより遅くて落ちてっていうイメージ。チェンジアップよりフォークに近いような」と説明した。

 きっかけは昨年のCSで、直球とスプリットの球速差がなく、打者に直球対応で打たれたこと。「引き出しを増やす意味でも、このチェンジに限らず緩急という部分はキーになってくる」と意図を明かした。3日前に映像で見た米大リーグ・ジャイアンツの23歳右腕バードソングの決め球を試投し、好感触を得ている。

 対戦を熱望する上沢には「早くけがを治してもらって、100%で来てください。そこ(本拠地開幕戦)ではなくても」とニヤリ。昨季は14勝で最多勝を獲得したが「去年表彰がなかったタイトルが欲しい」と沢村賞を狙う。新球習得で幅を広げ、日本を代表するエースに進化する。(山口 泰史)

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