ヤクルトの育成ドラフト2位・広沢優投手(23)=四国IL愛媛=が11日、新任の由規2軍投手兼育成担当コーチ(35)が10年にマークした当時の日本人投手最速記録161キロ(現在の記録はロッテ・佐々木の165キロ)超えを目標に掲げた。
埼玉・戸田での新人合同自主トレ第2クール初日。193センチ、100キロの雄大なボディーから投げ下ろす最速158キロが武器の広沢は、視察した由規コーチの前でキャッチボールやランニングなどをこなした。
「角度があって球も速い。生まれ持った体形を生かしてほしい」と期待を寄せる由規コーチに、未完の大器は「(リリーフ型の)自分とは違うかもしれないけど、真っすぐで押すということに関しては同じ。どうやったら真っすぐで押していけるのか聞いてみたい」と、さっそく弟子入り志願。プロの第一関門となる支配下契約へ向け、「(球速を)3、4キロでも上げられるように」と師匠を上回る快速球を磨いていく。