巨人の浅野翔吾外野手(20)が11日、覚悟の単独自主トレで追い込んだ。地元の香川・高松市のレクザムスタジアムでの自主トレを公開し、約2時間の振り込みを敢行。巨人野手担当の宮内孝太記者が浅野の単身トレを「見た」。
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妥協なき浅野の姿があった。練習の最後に行ったロングティーでは当初の予定よりも多くの数を打ち込んだ。「プラスでやることによってスイングも強くなる。疲れてきたら体が浮いて、いいスイングじゃなくなるのは課題。疲れてからまたいい形で振ることは、目標というか、モットーにやってます」。追い込んだ先に見えてくるものがある―。単独での自主トレでは自分のペースでできる反面、甘えも生まれやすいが、心配無用だった。
タフさも自然と鍛えられると感じる。浅野が「阿部監督にも『自分に負けずにやることも精神的なトレーニングになる』と言ってもらえた。しんどい時もありますけど、残りの期間もしっかりと自分に厳しくやっていきたい」と語るように、自らを律しながら猛練習することはメンタル面での成長を促すだろう。自問自答しながら過ごす時間が浅野の成長をさらに加速させている。