広島の坂倉将吾捕手(26)が11日、高知市内で自主トレを公開し、20本塁打と盗塁阻止率4割を誓った。「昨年は悔しい思いをした。目標を高く持って何とかやり返したい」と、正捕手としての覚悟を示した。
昨季は球宴後の後半戦打率3割5分(前半戦は2割3厘)はリーグ最高だった。今季は開幕から安定した打撃が求められるなか、本塁打数にもこだわる。昨季は自身の12本がチーム最多。「12本じゃさみしいし、打撃陣は誰もタイトル争いができなかった」。自己最多は22年の16本。昨年11月末に右肘手術も打撃練習に制限はなく、自主トレで追い込みの日々を送っている。
昨季は肘に痛みを抱えながら、前年より約1割アップの阻止率3割8分5厘はセ3位。この日はキャッチボールを約40メートルまで伸ばし、術後の経過は良好。「カープのチーム力は高いと思うけど、まずは個人が頑張らないと上にはいけない」。全試合先発マスクを掲げる今季、攻守で自己最高のシーズンとする。(畑中 祐司)