ソフトバンクのドラフト2位・庄子雄大内野手(22)=神奈川大=が11日、超ハイテク打撃練習マシン「トラジェクトアーク」でプロの洗礼を浴びた。福岡・筑後のファーム施設で新人合同自主トレに参加。ロッテ・種市を完全コピーした150キロ前後のストレートにきりきり舞いさせられた。
18球の対戦で安打性は1本だけ。前半の9球は見逃し1球を挟み、8球連続の空振り。後半は何とかバットに当たるようになった。「高校、大学と比べて、本物というか、マシンだけですけど、伸びだったり、強さっていうのを感じたので、それにどう対応していくかが今後の課題かなと思います」。即戦力として期待される遊撃手が初体験のプロのレベルの高さを痛感した。
「トラジェクトアーク」は発射口の角度まで変わるスクリーンの映像付きで、各投手の球種ごとの球速、回転数などを忠実に再現。MLBでは多くの球団が使用し、ドジャースの大谷も積極的に利用している。「施設は日本一。生かすも殺すも自分次第」と庄子。日本球界随一のファーム施設でステップアップを図る。(島尾 浩一郎)