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今季の支配下昇格が期待される巨人の有望育成投手たち…独特フォームの森本らに飛躍的レベルアップの可能性

スポーツ報知 2025年1月12日 10時30分

 巨人の若手選手の今を伝える「From G」。巨人ファーム担当キャップ・小島和之記者が、今季の支配下昇格が期待される育成投手の有望株を「占う」でピックアップした。(取材・構成=小島 和之)

 巨人の育成投手陣には、田村朋輝を筆頭に支配下昇格を狙う有望株がそろう。田村は常時150キロ以上を計測し、1軍の投手陣に劣らないスピードと球威を持つ。3年目となる今季、支配下をつかむためには球質の安定と変化球の精度の向上がテーマになるだろう。

 田村と同じ3年目左腕の森本哲星も、台湾でのウィンターリーグで大きな成長を示した一人だ。先発1試合を含む7試合に登板し、防御率2・25。12イニングで19三振を奪い、奪三振率は全体4位の14・25という高い数字を残した。課題としてきた直球は140キロ台後半を計測し、スライダーとチェンジアップを織り交ぜて三振を量産。身長175センチと上背はないが、タイミングの取りづらい独特なフォームが光る。

 投手としての総合力という面では、1軍経験もある松井、直江、戸田、菊地らがリードしているが、田村や森本は成長の余地を多く残している分、短期間で飛躍的なレベルアップを遂げる可能性を秘める。残り7枠を巡る争いから目が離せない。(巨人ファーム担当キャップ・小島 和之)

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