レッドソックスの吉田正尚外野手が11日(日本時間12日)、フェンウェイパークで開催されたファン感謝イベントに出席。地元メディアに対応し、昨年10月に手術を受けた右肩のリハビリ状況や、メジャー3年目への抱負などを語った。
主な質疑応答は以下の通り。
―手術そのものについて詳しく教えて頂けますか。
「関節唇の修復。切れていた部分を縫い合わせる手術です。4週間、固定して、(子どもの)抱っこもできず。元々可動域があった方なんですが、中を縫って硬くなっているので、そこを徐々に広げながら。今は重い物も持てるようになってきました」
―ここまでリハビリの状況は。
「これまでは週4日。日によって違いますけど、半日近く。可動域のリハビリは終わったので、ここから平日は全部やるかもしれないですね。ダンベルを含め、まだ軽いですけど、重りを使って動きを戻す作業をやっています。日本人のスタッフに、サポートしてもらって心強かったですね。ボストンはすごく寒い印象ですけど、11月は暖かくて晴れていたし、ここ数日は寒いですけど、意外と(大丈夫だった)。2週間後に素振り、3週間後にスローイングに入ると思います。単純に痛みがなく戻れるのが一番。投げたり、打ったりするとストレスが溜まる場所なので。ここまで、定期検査でのテストを含め、後退することなく、次のステップを踏めていると思います。決断した時に、これくらい時間が掛かるのはわかっていた」
―ドジャースの大谷選手は反対の左肩を手術。連絡は取られましたか。
「してないですね。バッターは(肩の)手術を避けるパターンも多い。僕もできれば避けたいと思っていたけど、1年間、結構苦しみましたし、手術という選択、僕の中では、決断はスムーズだったと思います」
―短いオフとなりましたが。
「日本には2週間くらい。年末年始は福井で過ごして」
―今オフは、トレードのうわさで名前が上がっていましたが。
「ミュートにしていた(笑)。名前が上がっているのは、知ってましたけど、自分がコントロールできることじゃない。こっちは、オフの動きが活発。FAも含めて。それだけ、ファンの方も盛り上がるけど、そこに関して自分が操作できることはないので。動く(移籍)なら、そこでやるしかない。プレーヤーはそういう立場だと思います。(トレード)拒否権があれば別でしょうけど、自分はそうではないので。去年は1年目でも(トレード話が)出るんだ、という感じもありましたから、そういうものなんだなと思いながら」
―キャンプインの予定は
「こっちでやることをやって、打ったり、投げたり、という動きが大きくなってくると、暖かい方がいいとは思う。2月のどこかのタイミングだと思います」
―メジャー2年を過ごして、まだベストの自分は出せていない?
「自分自身でも日本の成績のようなものを頭においている。場所は違いますけど、まだチーム順位を上に行かせる活躍は出来ていないので、キャリアハイを目指してやっていきたい」
―コーラ監督は、外野守備機会が増えることを期待していた。
「任されたところで、しっかり自分の仕事ができるように、準備したいと思います。
―佐々木朗希投手に連絡は?
「してないですね。(リクルート?)特に頼まれていない」