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【春高バレー】184センチ・秋本美空が決めた! 共栄学園が19大会ぶりの日本一 過去4度Vの下北沢成徳にストレート勝ち

スポーツ報知 2025年1月12日 12時32分

◆バレーボール ◇全日本高校選手権・最終日▼女子決勝 共栄学園3―0下北沢成徳(12日、東京体育館)

 女子決勝が5セットマッチで行われ、6年連続29回目出場の共栄学園(東京)が、前回大会準優勝の下北沢成徳(東京)を3―0で破り、19大会ぶり3度目の日本一をつかんだ。優勝した2005年度以来の19大会ぶりの決勝で、12年ロンドン五輪銅メダリストの大友愛さんの長女で主将の秋本美空(3年)が、長身184センチの高さを生かした多彩なスパイクでけん引し、頂点に導いた。

 第1セット(S)でエース・秋本がセンターからスパイクを決めると、共栄学園が3連続得点。13―7からは宇都木乃愛(3年)のスパイクから7連続得点。セットポイントを握ると秋本がバックアタックを突き刺し、25―11で先取した。

 第2Sは下北沢成徳がブロックなどを改善し、接戦となったが、15―16から共栄学園は秋本がブロック得点。センターからのスパイクも決めるなど一人で4連続得点を挙げ、逆転に成功した。セットポイントから1年生の山下裕子がプッシュを決め、25―21でセットを連取。第3Sも秋本がセンターから強打を突き刺し、下北沢成徳の主将のイェーモン・ミャのスパイクをブロック。6―7から宇都木がレフトから連続で決めて逆転。8大会ぶり5度目の頂を狙った下北沢成徳を振り切った。

 両校は昨年11月の東京都大会準決勝でも顔を合わせ、下北沢成徳が2―1で勝利。共栄学園は3位決定戦で勝ち、ギリギリで春高出場を決め、勝ち上がった。春高決勝は東京勢のライバル対決となったが、共栄学園が雪辱し、悲願の日本一をつかんだ。

 ◆秋本 美空(あきもと・みく)2006年8月18日、神奈川県出身。18歳。小学2年の時、元日本代表の母・大友愛さんの影響で始める。共栄学園中3年時に全日本中学生選抜認定選手に選出。共栄学園高1年時の22年にU―18アジア選手権優勝。16歳の23年に日本代表候補に初登録。24年にU―20アジア選手権銀メダル。父は元柔道男子73キロ級世界王者の秋本啓之さん、母は愛さん。身長は母と同じ184センチ、最高到達点は301センチ。

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