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村山紘太が今季限りで引退 2月に別大マラソン参戦「いい記録が出ても引退します」…1万m元日本記録保持者

スポーツ報知 2025年1月12日 13時58分

 陸上の1万メートル元日本記録保持者の村山紘太(31)=GMOインターネットグループ=が12日、今季限りで引退することを明かした。この日、東京・北区新荒川大橋野球場発着公認コースで行われた東京ニューイヤーハーフマラソン(報知新聞社後援)で1時間2分46秒で優勝。レース後「今季限りで引退します。指導者の道に進みたいと思っています」と明るい表情で話した。

 村山は双子の兄の謙太(旭化成)とともに宮城・明成高時代から活躍。城西大に進んだ紘太、駒大に進んだ謙太は大学駅伝でしのぎを削り、2015年に二人そろって旭化成に入社した。同年11月、紘太は八王子ロングディスタンス1万メートルで27分29秒69の日本記録(当時)をマーク。高岡寿成が保持していた日本記録を14年ぶりに更新した。16年のリオ五輪に5000メートル、1万メートルで出場。21年に旭化成からGMOインターネットグループに移籍した。

 抜群のスピードを誇る紘太は、この日も学生相手に貫禄を見せつけて優勝。「昨日(11キロ)25キロ走をして、きょうのレースに臨みました。いいセット練習ができました」と充実した表情で話した。今後、別府大分毎日マラソン(2月2日)に出場予定。「2時間7分~8分が目標です。もし、それ以上にいい記録が出ても引退します」ときっぱり話した。希代のスピードランナーの「ラストスパート」が注目される。

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