◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・中谷潤人―同級6位ダビド・クエジャル▽WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦 王者・堤聖也―同級4位・比嘉大吾▽バンタム級10回戦 那須川天心―ジェーソン・モロニー(2月24日、東京・有明アリーナ)
ボクシングの帝拳ジムは12日、元WBO世界バンタム王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)とノンタイトル10回戦を闘うWBOアジアパシフィック・バンタム級王者の那須川天心(帝拳)のスパーリング・パートナーとして、メキシコ人3選手を招へいしたと発表した。
3選手は12日朝に来日。WBO世界バンタム級1位、IBF8位のクリスチャン・メディナ(28戦24勝17KO4敗)は、昨年7月の対ジョナサン・ロドリゲス(米国)戦と昨年10月のGジェルウィン・アシロ(フィリピン)戦前にもパートナーを務めた。帝拳ジムを通じて「(那須川は)非常に学習能力が高く、どんどん経験を積んでより強くなっていると感じ、そしてスピードも伸びていると感じました。私は今、WBO世界1位です。チャンピオンの武居選手もサウスポーで強いボクサーですが弱点もあるでしょう、天心とのスパーリングは私を大いに助けてくれるものです。日本の皆さんのサポートにはとても感謝しています。」とコメントした。
初来日のWBCバンタム級シルバー王者、アレハンドロ・ジャイル・ゴンサレス(27戦18勝10KO6敗3分け)は「日本に来るのは今回が初めてでとても嬉しいです。日本人ボクサーの印象ははとてもインテリジェンスで、最高の戦士のように戦います。私は彼らの謙虚さも大好きですし、敬意を持っています。この素晴らしいスポーツをさらに学び、楽しみ続けることが出来ると思うとわくわくしています」と話した。
昨年、スーパーバンタム級世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)のパートナーを務めた経験もある元WBC中米スーパーバンタム級王者、クリストファー・ロドリゲス(20戦18勝12KO2分け)は「私は日本に来るのは2度目になり、昨年に井上選手のスパーリング・パートナーとして来ていますが、その時から日本が本当に好きになり住み続けたいくらいです。日本人ボクサーは優秀な選手が多く尊敬していますが、最も素晴らしいと感じるのはとても規律正しいところです」と日本への好印象を語った。