第103回全国高校サッカー選手権大会の決勝(13日・国立)が、タイでライブ配信されることが12日、決まった。高校サッカーの海外放送・配信は、史上初となる。流通経大柏(千葉)―前橋育英(群馬)の強豪対決となり、観戦チケットが完売となるなど注目の一戦となっている。
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配信先はバンゴク・グラス・グループ所属の放送局「BGスポーツ」。ユーチューブ「BGスポーツチャンネル」における無料ライブ配信となる。
高校サッカーが海外にライブ配信されるのは史上初めて。タイにおけるライブ配信は、タイ国内においてのみ視聴可能となっている。
日本サッカー協会の宮本恒靖は「歴史に新たな1ページが刻まれます。高校選手権は日本のサッカー少年の憧れの大会であり、長年にわたりJリーグや、日本代表で活躍する名だたる選手を輩出し、日本サッカーの礎としてその発展を支えてきた大会です。そのような伝統ある大会を海外の皆様にも視聴いただける機会を設けていただいたことについて、関係者の皆様に御礼申し上げます」とコメントした。
また、民間放送43社で放送される決勝戦の中継番組に、2028年ロサンゼルス五輪を目指すU―23男子日本代表の大岩剛監督がゲスト出演することが決定。ハーフタイムや後半戦を中心にゲストコメンタリーとして生出演する。