巨人・桑田真澄2軍監督が12日、「PL学園聖友会 硬式野球部OB会 懇親会」後に取材に応じ、変化する高校野球に対して私見を述べた。
10日、日本高野連は7回制の導入などを本格的に議論する「7イニング制等高校野球の諸課題検討会議」の第1回を開催。7回制やビデオ判定に加え、新たに「DH制」の導入についても議論していくことが明らかになった。これに対して、桑田氏は「学生野球の頃から、投げるだけ、打つだけというところを決めないで、オールラウンドでやってもらいたいと思いますね。大谷(翔平)くんのように、二刀流ができる選手もいるわけですから、是非、そこを目指して学生の間はやってもらいたいなと思っています。個人的には反対ですね」と話した。
また、最も注目されている7イニング制の導入についても「視点を変えれば、今の9回でもできると思う。午前中に2試合して、夕方から2試合するとか。日程を延ばして午前中だけ2試合する、午後はナイターでプロ野球が使うというのも実際に神宮球場ではやっているわけですから。選択肢をもっと増やして、決断してもらいたいですね」と求めた。
自身は、PL学園で1年夏から甲子園に5季連続で出場し、優勝2度、準優勝2度。投手としては計20勝(3敗)を上げ、打者としても計6本塁打をマークした。