J1鹿島は12日、茨城・鹿嶋市内で、2025年シーズンの新体制発表を行った。
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横浜FMから加入のDF小池龍太は「このクラブに自分が呼ばれた理由は、タイトルを取るため。簡単なことではないことは理解しているが、姿勢、努力のところは間違いなく見せられる」と意気込みを語った。
新体制発表の前に行われたユースとのトレーニングマッチ(7〇0、30分×3本)では、1本目に右サイドバックとして出場。右MF樋口雄太、右CB植田直通、右ボランチMF三竿健斗と連係をとりながら、敵陣深くまで進入してのクロス、2トップへの縦パスなどで存在感を発揮。加入1年目(実質6日間)とは思えないほどに、チームになじんでいた。「使われる」よりも「使う」タイプのサイドバックとして、重宝されることになりそうだ。
29歳ながら、JFL、J3、J2での下積みがあるほか、J1でも2018年にJ2降格(柏時代)、2022年に優勝(横浜FM)を経験。ベルギーへの海外挑戦、東アジアE―1選手権での日本代表出場歴もある。誰よりも“濃い”キャリアを送ってきた29歳が、鹿島にもたらすものは大きいだろう。