ソフトバンク・今宮健太内野手(33)が12日、福岡・宮若市で合同自主トレを公開。「本当にすごい数字。目指していきたい」と、巨人・坂本が持つ、遊撃手としてのプロ野球最多出場記録2046試合を目標に掲げた。
1575試合の同パ・リーグ記録を誇るベテランが、歴代の名遊撃手も苦しんだ30代中盤の年齢の壁に挑戦する。「ショートとして守れるところまでやっていきたい。その他に需要はないのかなと思っている」と強い決意。坂本が遊撃を守ったのは、35歳シーズン終盤まで。歴代2位の1777試合の元阪神・鳥谷も36歳シーズンで三塁にコンバートされた。昨季133試合出場の今宮が坂本に並ぶには、最低でも37歳シーズンまで4年間は遊撃のレギュラーとして君臨する必要がある。
練習中は同僚の野村や、楽天・村林、西武・児玉らとのノックでショートの極意を惜しみなく伝授。報道陣には昼食に豚骨ラーメンと、フルーツサンドを振る舞った。広い視野と熱い心でプロ16年目のシーズンに挑む。(島尾 浩一郎)