広島の大瀬良大地投手（３３）が１２日、広島市のマツダで自主トレを公開し、今季の目標に“ノーモア失速”を掲げた。昨季、チームが球団ワーストの月間２０敗した９月以降は５戦３敗。「ず～っと悔しさが残っている」と、悪夢払しょくへ力を込めた。
シーズン終了直後に「どうすれば最終盤を乗り切れるか」と、球団トレーナーに相談。一日十数種類、トータルで「覚えきれないぐらい」のウェートメニューを与えられ、当初の３勤１休が４勤になり、今では６勤。「最大筋力を上げれば、最後まで余力を残して戦える」と正月も関係なく、ハードトレに取り組んでいる。
４年ぶりの本拠地開幕（３月２８日・阪神戦）の今季、すでに２年ぶり６度目の開幕投手に名乗り。昨季までのマツダ通算４５勝は、前田健太と並ぶ球団最多。「せっかくなら１位になりたい」と、先輩超えを弾みに尻上がりのシーズンとする。（畑中 祐司）