◆第103回全国高校サッカー選手権 ▽決勝 前橋育英(群馬)―流通経大柏(千葉)(13日・国立競技場)
決勝戦のメンバーが発表され、2007年度大会以来、2度目の制覇を狙う流通経大柏は、J1湘南内定のFW松本果成(かなる、3年)がベンチ外となり、欠場が決まった。
松本は大会前に体調不良になり、今大会序盤は途中出場でプレー。準決勝の東海大相模戦は先発出場するも、相手との接触で右足を負傷。12日の練習も参加しておらず「(12日時点では)詳しいことは分からないが、曲げ伸ばしが厳しい状態。(決勝は)多分難しいと思う。自分がサポートできていければ。みんなに託したい」と話していた。
今大会はJ内定選手として注目を集めたが、個人的には最後まで悔しい結末になった。松本は「そこはみんなに見せていいことはないと思うんで。そこは自分の中にとどめておいて明日はチームの勝利のために自分ができることをしていきたい」と受け止め、「悔しい思いが強いですけど、このチームで最後までサッカーができたことがうれしい。このチームで3年間できたことは大きな財産」と語っていた。