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元アメフト戦士が白星発進 阿龍の今年の目標は幕下に上がって勝ち越すこと

スポーツ報知 2025年1月13日 13時57分

◆大相撲初場所2日目( 13日、東京・両国国技館)

 西三段目筆頭・阿龍(あーろん、中村)が東大出身の東2枚目・須山(木瀬)を寄り切って白星スタートを切った。

 須山の当たりを受け止めて右を差したが、左上手は遠かった。何度も何度も手を伸ばして最後はがっちりとつかまえて引きつけた。「我慢しました」と阿龍。これまでは右を差してすぐに前に出て墓穴を掘るケースがたびたびあったという。「勝ててうれしいです」弾む息の中で笑顔が輝いていた。

 高校(神奈川県立舞岡高)時代は185センチ、160キロの体を生かしてアメリカンフットボールのラインマンとして活躍した。立命館大、専大、桜美林大などの強豪校から推薦の誘いがあったが、高校の恩師の勧めで角界入りした。

 これまで2度、幕下に上がったがいずれも負け越し。「今年の目標? 関取に上がりたいなんて言うつもりはありません。とりあえずは幕下に上がって勝ち越したい」と目の前のハードルを超えていくと誓った。

 

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