◆ラグビー◇全国大学選手権 決勝 帝京大―早大(13日・秩父宮)
大会4連覇を狙う帝京大(関東対抗戦2位)と、5季ぶりの頂点を目指す早大(関東対抗戦1位)の顔合わせとなった。決勝で両校が相まみえるのは2大会ぶりで、そのときは帝京大が73―20で大勝。今季の関東大学対抗戦では早大が48―17と快勝している。
先制したのは帝京大だった。前半5分、フランカー青木恵斗主将(4年)が右サイドで早大ディフェンス陣を吹っ飛ばして大きくゲイン。タッチライン際で技ありの“ノールックパス”でボールを生かすと、チームメートがパスをつないで最後はプロップ森山飛翔(2年)が左中間にトライ。ゴールも成功し、7―0とした。さらに青木主将がゴール下に飛び込み帝京大が連続トライを奪い、ゴールも成功。14―0とリードを広げた。
だが早大も負けじと反撃に出た。同15分、敵陣深く攻め込んだ左サイドのラインアウトモールから右へ展開。バックス陣の華麗なパス回しからFB矢崎由高(2年)が中央付近にトライ。ゴールも成功し、7―14とした。さらに同24分には敵陣ゴール前15メートル付近中央の密集から左に展開。飛ばしパスから1人をつなぎ、最後は大外に待ち受けたNO8鈴木風詩(4年)が帝京大のディフェンスを吹っ飛ばしながらトライ。ゴールは失敗したが12―14とさらに差を詰めた。
前半終了間際には帝京大が相手ゴール前まで攻め込むも、早大の低く刺さるようなタックルがさく裂し、トライを許さず。帝京大の2点リードで折り返した。