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【高校サッカー】壮絶!PK戦は10人目で決着 前橋育英が7大会ぶり2度目の優勝…流通経大柏を破る 山田監督「心の中で叫んでいました」

スポーツ報知 2025年1月13日 16時52分

◆第103回全国高校サッカー選手権▽決勝 前橋育英(群馬)1―1(PK9―8)流通経大柏(千葉)(13日・国立競技場)

 前橋育英(群馬)が、流通経大柏(千葉)をPK戦で破り、7大会ぶり2度目の優勝を果たした。

 前橋育英・山田耕介監督は優勝インタビューで、「いやーーよかったです。最後まで信じて絶対やってくれると心の中で叫んでいました」と素直な感想。「高校サッカーはすばらしいものです」と締めた。

 ともに高校サッカー最高峰リーグのプレミアリーグEASTに所属し、今季のプレミアリーグEASTでは1勝1敗(両試合とも2―0)と全くの互角。前橋育英が初優勝を飾った2017年度決勝と同カードで決着をつける一戦は、前半からハイレベルな攻防が繰り広げられた。

 先制したのは流通経大柏。試合開始から激しいプレスで主導権を握ると、前半12分に中盤でのボール奪取から、ゴール前でパスを受けたJ2富山内定のMF亀田歩夢(3年)が、前橋育英守備陣を2人かわして、右足シュートをゴール左へ決めて1―0とした。

 それでも、前橋育英はこの直後に連続セットプレーからチャンスを作るなどゴール前に迫っていくと、前半31分に右サイドのゴールライン付近でMF黒沢佑晟(3年)が鮮やかなターンからゴール前にクロスを上げ、MF柴野快仁(2年)が頭で合わせて同点に追いついた。

 その後も両チームが攻守で激しいプレーを見せる白熱した一戦となり、延長戦まで戦い1―1。20年度大会の山梨学院(2―2、PK4―2)青森山田戦以来となるPK戦に突入し、最後は前橋育英が優勝を果たした。

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