昨季J2で2位となり、J1に昇格した横浜FCが13日、横浜市内で2025年シーズンの新体制発表を行った。
今季の目標は「J1残留」。22年に就任後、4シーズン目を迎える四方田(よもだ)修平監督(51)は「まず、目標としてはJ1残留。それを明確に、選手と共有して戦っていきたい。もっと上を目指した方が、低すぎなのではと言われるが、横浜FCの歴史を振り返ると、ここ数年、J1とJ2を行き来している。この先J1に定着して優勝争いをして世界に羽ばたいていくことを考える上で、まずクラブ史上初のJ1残留を今シーズン確実に達成することが一番大事。チーム一丸となって残留を一試合でも早く果たして、そこを中継点として、一つ一つ上を目指したい。ただ、簡単な戦いではない。ギリギリの試合を、しぶとく食い下がって、粘り強く勝ち点を積み重ね、勝ち抜いてJ1残留をつかみ取りたい」と宣言した。
新加入選手はFW鈴木武蔵、MF駒井善成(ともに前札幌)、DF伊藤槙人(前磐田)、DF鈴木準弥(前町田)、DF山崎浩介(前鳥栖)ら10人。エース候補として期待される鈴木武蔵は「自分の特徴であるスピードや、強さを生かしてチームの残留に貢献したい。1トップでもシャドーでも右、左できる。その中で結果を残せていけたら。個人的には2桁(ゴール)取れるようにやっていきたい」と活躍を誓った。サポーターにどう呼んでほしいかを問われると「むっちゃんって呼んでください」と、会場に詰めかけたファン・サポーターを湧かせた。
32歳でベテランの駒井は「自分の特徴は、攻撃も守備でもゴールに常に関わるプレーだと思う。経験を生かして、チームの目標に向かって全力で頑張っていきたい。チームとして残留の目標を掲げているが、それ以上の1桁順位を頑張って目指していきたい」と力を込めた。