「神スイング」で野球ファンを中心に人気のタレント・稲村亜美が13日、東京・アリーナ立川立飛で行われた「侍ジャパンチャレンジカップ 第2回Baseball5日本選手権」オープンの部に東京ヴェルディ・バンバータの一員として出場。準決勝で、読売巨人軍のアカデミーコーチ、女子選手で結成した「ジャイアンツ」に敗退し、決勝進出はならなかった。
開口一番、感情があふれた。「悔しい! チームのみんなはうまいんですけど、私が狙われてエラーしちゃいましたね。ホントに悔しい!」。だが、準々決勝の鹿屋体育大戦ではヒットを放つなど、見せ場も作った。2年連続でジャイアンツを相手に準決勝で敗れ「勝ちたかったんですけど、残念ながら…。でも楽しかったです。また来年に向けて、みんなで練習して頑張りたい」と語った。
競技歴3年目。「B5」の広がりは感じている。「年々、全国からチームが誕生しているので、盛り上がっていると思います。もっともっと間口を広げて、いろんな方に挑戦してほしい」と呼びかけた。
この日は29歳の誕生日。「29歳初日ということで、これから上り調子で30歳に向けて、頑張りたいと思います」と結んだ。仲間と思いを一つに、必死に汗を流した時間は、野球の神様からの最高のバースデープレゼントだった。(加藤 弘士)
◇Baseball5(ベースボールファイブ) 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)統括の野球競技。基本ルールは野球と同じで、3アウトで攻守交代。1チーム5人(公式国際大会は男女混合。控え3人を含む8人まで登録可)。18メートル四方のフィールドで5イニング制。打者がボールを持って打ち、空振り、ファウル、本塁打は即アウト。スライディングも禁じられている。