楽天・浅村栄斗内野手が13日、沖縄県内での自主トレを公開した。あと36本に迫る通算2000本安打に向けて「1本1本しっかり打って、なるべく早く達成できるようにやりたい。でもあまり意識せず、自然にやれたらなと思います」。2000本安打達成で名球会入りとなれば、平成生まれでは初めて。あと7セーブで通算250セーブのロッテ・益田直也投手(35)と第1号を争う形だが「ピッチャーと野手なので。まったく意識していないので、のんびりやります」と話した。
コンバートを明言されている一塁の守備では、西武時代の13年にゴールデン・グラブ賞を獲得しているとあって、ショートバウンドを巧みにさばくなどブランクを感じさせないプレーを披露。ランニングメニューでも「7、8割でしっかりきれいなフォームで走ることを意識している。もう1回しっかり体を作って、走れる体を呼び戻したい」と、この日は坂道ダッシュや中距離走を精力的にこなした。「一昨年はタイトル(本塁打王)を取りましたけど、そこまで満足いく成績を楽天にきて出していない。もう1回キャリアハイを出すためにやってみよう、変えてみようという気持ちでやっています」。節目の数字も通過点、目指すはキャリアハイとなる活躍とチームの優勝だ。