DeNAの度会隆輝外野手(22)が13日、神奈川・川崎市のENEOSグラウンドで自主トレを公開。初めてのオフで“マッチョ化”に成功したことを明かし、プロ2年目の目標を、昨季の本塁打数(3本)から10倍の「30本塁打」に設定した。
社会人時代に汗を流したグラウンドで、気持ち良さそうにサク越えを連発した。冬晴れの空に高々と舞うアーチに、度会は「打球の質が変わった」とニンマリ。飛距離が伸びた一番の要因は「目に見えて大きくなった」という、たくましいボディーだ。
プロ入り時の体重83キロから、初体験のプロ生活で一時は75キロまでダウン。後半戦は1軍の戦力になれず、日本シリーズにも出場できなかった。悔しさを胸に、オフは食事増と筋トレ強化でパワーアップに取り組み、体重は85キロまで増えた。
昨年11月の契約更改では「首位打者」を目標に掲げたが、「打率を残すなかでホームランも打てるバッターになりたい」と、さらにハードルを上げた。30発は昨季のセ・リーグならヤクルト・村上(33本)に次いで2位。チームメートのオースティン(25本)や牧(23本)を上回る数字だ。外野の定位置争いを制し、令和マシンガン打線の中軸へ。「長打力をアピールしたい」と、力強く意気込みを語った。(星野 和明)