巨人の山崎伊織投手(26)が今季からゼット社とアドバイザリー契約を結んだことが13日、分かった。巨人では吉川、小林がいる中、右腕もメーカーの“顔”として、バットやグラブなど野球用品一式のサポートを受け、一流への仲間入りを果たした。
子どもたちが憧れる選手へ、また一つ階段を上がった。グラブは例年と同じで守備力を重要視。捕球しやすいように、千賀モデルを全体的に5ミリほど小さくしたものだが、今後は「山崎伊織モデル」として一般への販売用にラインアップされる見込み。同社のサポートを受け、野球を愛する子どもたちの人気も高まりそうだ。
昨季は先発で24試合に登板して2年連続の2ケタ勝利となる10勝(6敗)で防御率2・81をマークしてリーグ優勝にも大きく貢献した。それでも右腕は「後半は本当に足を引っ張ったので」と満足はしない。今季の目標は開幕投手だ。「(開幕投手と)言ったからには責任も出てくるので、アピールしていきたい」とまだまだ高みを目指す。
新たに作った練習用の緑色のグラブには、自身のイニシャルを用いて背番号「19」を表現したロゴも刺しゅうが施されている。「これ、かっこええやろ」と満足げだった背番号19。「『3年やってこそ』というのは感じる。今年また気持ちを新しく、新人のような気持ちで頑張っていきたい」。巨人、そしてメーカーの顔として、一流選手へと駆け上がる。