巨人・阿部監督が14日、ドラフト2位・浦田俊輔内野手(22)=九産大=と同3位・荒巻悠内野手(22)=上武大=の春季キャンプ1軍スタートを明言した。「(新人は)今のところ何人か1軍スタートするんじゃないかな。荒巻、浦田くらいかな」と説明。支配下の大卒野手コンビが1軍でのアピールへ好機をつかんだ。
指揮官の熱視線が浦田の力になった。二塁の守備位置で受けたノック。約5メートル後方で見守った阿部監督の前で軽快な動きを披露した。宮崎春季キャンプの1軍スタートが決定的となり「本当にオーラがある方ですし、その期待に応えられるように準備をしっかりやりたい」と背筋を伸ばした。
50メートル5秒8の快足ルーキー。全体練習の最後に行ったポール間走では並走の選手から大きくリードを奪った。門脇、泉口、中山らと遊撃を争う存在として期待され「足を使った守備と打撃を皆さんに見ていただきたい」と、最大の武器を生かした走攻守でアピールしていく。
大好きなディズニーグッズを持参した入寮から1週間。部屋では動画配信サービス「ディズニープラス」を見て息抜きしている。「ご飯も朝昼晩付いておいしいですし、快適ですごいところです」と充実の寮生活を送っている。
充実の設備が整うGタウンの1期生としてプロの第一歩を刻んだが、目指す場所は先にある。「プロ野球選手になった以上、1軍でファンの皆さんと戦うっていうのが大前提。最後はしっかり1軍で戦えるようにやっていきたい」と東京Dで躍動する日を思い描いた。(内田 拓希)