阪神・漆原大晟投手が14日、兵庫・鳴尾浜の2軍施設で自主トレを行い、勝負の1年に挑む覚悟を示した。23年12月の第2回現役ドラフトでオリックスから阪神に移籍。昨季は自己最多38試合の登板で5ホールド、防御率3・89と1軍で存在感を示した。
「去年は少し投げましたけど、今年しっかり投げないと意味がない。そこの分岐点で、ここでもうワンステップ踏めるかどうかでだいぶ野球人生も変わってくる」と決意に満ちた表情。「大竹さんは1年目、2年目と結果を出している。僕もそこについていけるようにという思いはありますけど、本当に結果を出すだけだと思う」と力を込めた。
同じ中継ぎ右腕の畠が、自身と同じ現役ドラフトで巨人から加入した。数日前には昨春キャンプのランニングメニューを畠と共有。「僕が思ったのは伝えました」と助言を送った。「毎年がやっぱり競争だと思う。全員がチームメートでありライバルなので、それはどこにいても何年たっても変わらない。自分の足場を自分で固めていくことが大事かなと思うので、任されたところをしっかりこなしていけるように頑張りたい」と闘志を燃やした。(中野 雄太)